で、今、その作品を作っているところなのですが、これがまたいつものようには
それともうひとつ、グラビアなどでは判らないのですが、実際に目の前で見る白
そのくらいの違和感のあるデータなので作品化するのにくろうしていいる訳です
“憂想堂デジタル写真集ライブアクションVol.14青葉ゆうな”が公開されまして
順調な滑り出しを魅せているようです。
と言って安穏ともしていられませんで、早々にVol.15を制作しなければなりませ
ん。
Vol.15はサンフランシスコで撮影してきました“Juliana&Natali”でありまして
アメリカ人モデルのふたり組です。
本来ならひとつずつでVol.15とVol.16にしたかったのですが、スケジュールがタ
イトであったのと、スケジュール上でのアクシデントがあったり、私がアメリカ
スタイルの撮影に慣れなかったという事もあり、必要なコマ数を撮る事が出来ず
結局ふたりでひとつの写真集にせざるをえなかったというものです。
いきません。
なにがいかないのかと言いますと、まず、肌の色が違う。
日本人の女の子の肌もかなり白いのですが、黄色人種というだけあって、やはり
白さの中にも黄色味が入っています。
それは画像補正をしている時の数値にはっきり出ています。
ところが、アメリカ人の白人の肌には、その黄色の含有量が日本人と比べて極端
に少ないのです。
だから、いつものような補正値で画像を仕上げるとやたら赤っぽく寄ってしまう
のです。
日本人モデルのグラビアを見慣れた目には異様な赤肌にみえてしまう。
そこで、日本人向けのグラビアに仕上げるためには補正段階でわざとイエローを
入れてあげないと、日本人の目から見た自然な肌色に仕上がらない。
しかしこれがなかなか難しい。
アメリカ版プレイボーイやペントハウスのセンターホールドのグラビアで見る白
人モデルの肌は実物とはほど遠い色合いで印刷されているようです。
現物の白人の肌はあれよりもずっとずっと白くて透明感があり、その肉眼で見た
印象を画像で再現するのはとても難しい。
さらに勘ぐるならば、私のカメラNikon D1XのCCDは日本人の肌を忠実に再現する
ように作られていても白人の肌を再現するようには作られていないのではないか
とさえ思えます。
それほど生データでは印象を外してしまっている。
人の女の子の肌は毛深い。
日本人があれくらい毛深ければ体中真っ黒けに見おるのではないかと思うくらい
毛深いのです。
しかし、半人の場合、産毛もブロンドであるか、肌の色とほぼ同じであるので、
ほとんど目立たない。
毛深いように見えないのである。
ところが、太陽光の下で撮りますと、この産毛が光るのです。
特に逆光で撮ると、身体のアウトラインが綺麗に光る。
その効果を狙っている時は良いのだけれど、背景と馴染ませたいと思っている時
これほど光るとちょっと困る。
巡航でもはっきりと光って見える。
撮り方としては室内での拡散光の方が肉眼に近い自然さで撮れるようです。
ね。
でも、みなさん楽しみにしていて下さい。
今までに見た事のない、日本人が日本人の感覚で撮ったアメリカ人モデルの作品
をお見せしたいと思っておりますので。