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大阪府岸和田市 寺田酒造。
南海岸和田駅で降りて海の方へしばし。
だんじりで有名な「カンカン場」の近くに寺田酒造さんがあります。
メインブランドは、「元朝」と「篁」。
地酒屋さん兼業。
ホームページは http://www.gancho.net/
同じ通りに全く同じ造りの建物がもう一軒。
今は廃業した牧野酒造さんがある。
大阪、奈良、京都、兵庫・・・メジャーブランドは横に置いて、つらつらと参ろうと思います。
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大阪府岸和田市 井坂酒造場
岸和田駅から牛滝山方面のバスに揺られる事しばし、稲葉のバス停直前の車窓右手の煉瓦煙突が目印。
ホームページは御座いませんので、岸和田おみやげ協会のHPを拝借しておきます。
http://www.kishiwada-cci.or.jp/omiyage/html/isaka/
メインブランドは三輪福。
三輪と言えば三輪明神。
三輪明神は酒造の神でもあり、醸造安全祈願祭で拝殿に吊される杉玉が造り酒屋。
新酒が出来た時に吊される杉玉の起源とされておりますので、三輪明神の特別な許可を受けてこの銘柄を使っているとの事です。
面白い所では「だんじり」、「六甲颪」といかにもな銘柄もあったりします。
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大阪府河内長野市 西條合資会社
河内長野の駅を降りてバス通りを西へ、交差点を南西に折れて道なりに行けば消火栓の標識に天野酒蔵元と案内があります。
さらに進むと多くの家に杉玉が下がっているのに気付きます。
突き当たった白壁が目的地。壁沿いに行くと石畳風の舗装に高野街道の常夜灯風街灯。
そして右手に登録文化財になった旧社屋と左手に現社屋が向き合っています。
写真は逆方向から。
http://www.amanosake.com/
元は僧坊酒が起源といい豊臣秀吉も愛飲していたとか。
その僧坊酒は生産量が少なく今は抽選販売との事。
日本酒度−100の激甘ですが、何か(笑)
ちなみに、奈良の某蔵のみりんが日本酒度−170です。
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大阪府藤井寺市 藤本酒造醸
近鉄藤井寺駅の南口を出て東へ少々、南に向かう商店街のアーケードを抜けて、辛國神社の鳥居の前で左に折れ、西国三十三カ所の第五番札所の葛井寺山門の前を右に折れてしばらく行くと右手に「松花鶴 藤本酒造醸」の看板が見えます。
(万一通り過ぎても大丈夫、突き当たりの三叉路を左に行けば材木置き場の先の細い路地か、その先の幼稚園前の横断歩道の所に左へ折れる道があります。)
そのすぐの先の土蔵風の建物がその直売所。
メインブランドは「松花鶴」と「富士正」
http://www.fujimotosyuzou.com/
この蔵に基本「熟成酒」である。
通常で2〜3年、長い物は10年以上の「玉瑞」まで。
平成14年に製造を一時休止していましたが、平成22年に再開。 再開後のお酒が世に出るのはもう少し先かもしれませぬ。
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大阪府交野市 大門酒造
JR学研都市線河内磐船駅を降りロータリーの南にある東へ行く広い道を東へ進むと、小さなビルの屋上に「酒半利休梅」の看板が。
ビルの左手に続く坂道を上れば、そこは大門酒造。
http://www.sakahan.com/
主銘柄は「利休梅」。酒半は屋号の酒屋半左衛門の略称。
ここも世界に日本酒を広げている蔵の1つでもあります。
日本酒は、酵母、麹菌、乳酸菌が複雑に絡み合って出来る。
「蔵付き菌」は蔵の味そのものだったりした訳ですが、昨今は醸造協会配布の協会酵母に、種麹屋から買う市販種麹、乳酸菌の代わりに市販の醸造乳酸を加える速醸?と様変わり。
蔵の移転も結構あったりします。
あるものは宅地化に押され、あるものは水源が涸れ、あるものは津波と原発事故で全てを流され、・・
それでも新天地の蔵でも不思議と元の味を受け継ぐあたりは酒造りの面白いと所だと思います。
やはり生き物相手に人が造るからなのかもしれません。
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大阪府交野市 山野酒造
京阪交野市駅を降りて北東へ向かう道をしばし、市役所を過ぎて接骨医のある角を左へ、しばしいくと右側に長い土塀が見えたらそこが「山野酒造」。
http://www.katanosakura.com/front/bin/home.phtml
道案内が不安なら、交野市のバス停の2番乗り場から9系統津田駅行きのバスに乗り、4つめの市場のバス停を降りれば目の前にあります。
主銘柄は「交野桜」。
当地が七夕伝説の発祥とされることもあり、特別純米「織姫の里」なんて銘柄もあったりします。
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大阪府高槻市富田町 寿酒造
大阪は高槻市摂津富田。かつて北摂三名酒と言われた土地柄。
芭蕉の弟子、宝井其角のこんな俳句が残っています。
「けさたんと のめやあやめの とんたさけ」
あやめとは、かつて当地にあった「紅屋」の酒の名です。
さて、JR摂津富田駅を降り、南へ、阪急電車の踏切を渡ったら左折してしばし、大通りへ出たら左に折れて南に下り、左へ折れる道の奥のブロック塀に金の杯と菊の花の看板が見えればそこが、寿酒造。
メインブランドは「國之長」。
http://www.kuninocho.jp/
今も名産地の名を絶やさぬ様、小規模ながらこだわった酒造りを致しており、今はビールや焼酎も生産しております。
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大阪府高槻市富田町 清鶴酒造
摂津富田には、もう1軒の酒蔵が御座います。
かつて29軒あったと言われる酒蔵も今はこの二蔵だけ。
摂津富田を降り、阪急線の踏切を渡ったら曲がらず直進、道なりに進み、左手に消防団の建物が見えたらその先の交差点を右に折れてしばし、交差点で道が少しずれて続くその先に見える三棟連なる黒壁の建物に大きな煙突が見えたら、そこが清鶴酒造。
銘柄は「清鶴」
http://www.kiyotsuru.jp/
こちらは、日本酒一本で勝負する蔵。
派生商品はあまざけと富田漬けだけ。
伝統の受け継ぎ方は色々あっていいのだ。
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大阪府茨木市 中尾酒造
大阪モノレール豊川駅の出口の階段を降り、そのまま線路沿いに北へしばし、右手に神社の森が見えたら右に折れ、ひとつ東の通りを北へ、三叉路は道に「スクールゾーン」の表示のある道を進めば田園風景の右手に大きな倉庫風の建物が2つ並んで建つのが見える。
奥の方がお目当ての「中尾酒造」最近移転した蔵はどこにでもある貸工場の風情。
http://bongu.jugem.jp/
社長一人の小さな蔵。主銘柄は「艶正宗」、ただし、「見山」や「凡愚」、「龍泉」の方が通りが良いかも?
米は地元の契約農家寒造り、深夜仕込みのこだわりの酒はほとんど地元にしか流通しない幻の酒。
今はネット通販などという便利な物もありますけどね。
ただ、ありがちな名前なので、同名さんも居て、広島には中尾醸造(銘柄は誠鏡)、和歌山には中尾酒造店(銘柄は紀ノ川)とお間違いなき様ご用心ご用心。
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大阪府池田市 呉春
阪急池田駅を降りて北側のバス乗り場から西に見える商店街を北へ、アーケードが終わったら道路を渡った先に見えるのが呉春である。
主銘柄は呉春。
http://www.hyotan.co.jp/cnt/sake/gosyn.html
ホームページはありませんので、酒販店の紹介記事から。
大阪の蔵元の中で一番知名度が高いかもしれません。
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大阪府池田市 吉田酒造
商店街を出て呉春の前を通り過ぎ、突き当たりを左へ、西に進めば突き当たりの壁に「吉田酒造モータープール」の文字が。
道なりに右に折れて左に折れればそこが吉田酒造。
http://www15.ocn.ne.jp/~midori-1/index.htm
主銘柄は「緑一」建物は登録有形文化財だが、酒造設備は1・17で被災し、今は自醸は少ないと言われています
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大阪府阪南市 浪花酒造
南海尾崎駅、駅から出て海側へしばし、信号のある交差点を北へ進むと次の信号の左手に「浪花正宗」の看板が。
http://www.naniwamasamune.com/
浪花酒造といえば、品質偽装騒ぎでご記憶の向きもあるやもしれない。
ただ、これは偽装と言うより「日本酒のブレンドは是か非か」・・・的な部分に行き着くのだ。
酒は米と水、基本3種類の微生物の働きで作る物である。
そして材料も製造工程も変動要素を抱えており、毎回、全く同じ物は作れないのが絶対定理である。
酒は嗜好品であるから、2種類の考え方が存在する。
違いは違いとして認めて違いを売りにする道と、違いを技術によってカバーし、極力同じ味をキープする道である。
前者はワインに、後者はウィスキーに典型が見られるが、日本酒にはその両方が混在している。
違いを認める蔵は、発酵タンクごとに区分けし、ラベルにも何号タンク製と記載する蔵すらある。
逆に、ブレンドの妙でいつも同じ味を保つ蔵もある。
ただ、ブレンドには掟がある。
基本は同じランクだが、上位ランクをブレンドする事は許されるが、逆は許されない。
純米を本醸造に、本醸造を普通酒にブレンドする事は許されるが、逆はたとえ上位ランクであっても許されない。
ブレンドは同年製造の物だけでなく、前年以前に製造された物を使っても構わないが、ルールは変わらない。
浪花酒造は、ブレンド派の蔵だが、洞爺湖サミットで晩餐に供された事で急激に需要が増し、ブレンド用の古酒の在庫が尽きてしまい、本来は許容されない組み合わせでブレンドを行ったというのが実のところ。
実は微妙なのだ。
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大阪府泉佐野市 北庄司酒造
JR日根野駅を降り、駅前通を東へ、信号のある交差点に出たら遠くに見える高架道路を目指す。
高架橋は関空自動車道。
高架を過ぎると道は急に狭くなり、その左手に煙突と大きな建物が・・・そこが北庄司酒造。
主銘柄は「荘の郷」そして煙突やタンクに書かれた「都娘」
http://www.kitashouji.jp/index.html
今の住み分けは、純米系の「荘の郷」と普通酒系の「都娘」
量を追う体制から質を追う体制に変わったのは平成7年。
蔵の2階は200名収容のイベントホール。
撮影会には狭いかなぁ???
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大阪府八尾市 長龍酒造
JR八尾駅、駅を降りて北へ約5分。・・・長龍酒造八尾蔵。
多分大阪市中心部から一番近い酒蔵。
http://www.choryo.jp/
ただ、長龍酒造の看板はなかなか見つからない。
飯田某の看板ばかりで奥の方に小さく見えるだけ。
元々飯田本店から分家して出来た蔵。
飯田本店の酒を八尾の店で小売りしたのが始まり。
やがて、瓶詰めまで自社で行い、やがて奈良広陵蔵で自醸を始めた。
だから八尾は基本瓶詰めと保管庫だけである。
ならば飯田本店との関係は・・・一寸気になる所だ。
創業の地は長龍酒造を含む多くの事業を統括する飯田グループの本拠地。
戦時中は樽や木桶を作る木工所だったという。
http://www.iidagroup.co.jp/
それが後の樽酒につながる。
八尾に蔵があるから「河内音頭」という
銘柄があった。今もあるかどうかは判らないが、数年前に新大阪駅の酒売り場にあるのを見た記憶があるし、実際私も買っている。
曰く「奈良生まれ大阪育ち」どちらでも旨ければ正義さ。
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大阪府羽曳野市 チョーヤ梅酒
酒蔵は日本酒蔵ばかりではない。
ウィスキーやビールも近畿に工場を構える所はあるのだが、工場であって酒蔵ではないってイメージが強い、それ以外は・・・そんなセレクトもありかと選んだのがチョーヤ梅酒。
駒ヶ谷の駅から見えてます。
http://www.choya.co.jp/
梅酒を作る日本酒蔵って結構あるんですが、実際に売っているのを見る事は結構少なくて、家で作る物ってイメージ強いですよね。
実は1962年までは家で梅酒漬けるのは違法だった訳なんですけど、元禄時代には既にレシピが存在したものを規制なんて無理ですからね。
でも、なぜ三重の間に入れたかといえば、今の主工場が伊賀工場だから。
今やどこでも見かけますよね。
で、行って気になるのが「梅文化研究所」・・・いずれ資料館とかも併設されるとか。
ところで、梅酒に関するイベントを2つ。
「梅酒の日」日本記念日協会認定。6月11日頃。「入梅」の日。
「天満天神梅酒大会」2月15〜23日。梅酒の日本一を決める大会。
http://umesusu.jp/
梅酒、リキュール、それぞれボトルデザインの四賞。
即売会併設。
チョーヤは出すのか既に卒業なのか・・・
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大阪府柏原市 カタシモワインフード株式会社
大阪府柏原市、知る人ぞ知る日本有数のブドウの産地。
中でも多いのがデラウェア。
だが、農家の高齢化で手間のかかる食用のデラウェアの生産農家は減る一方。
それを憂う地元企業がこう考えました。
「デラウェアも葡萄やさかいワインやシャンパンが作れるやろ」・・・その会社がここ。
通称カタシモワイナリー
http://www.kashiwara-wine.com/index.html
廃業を考えている農家に今更別の品種にチャレンジする勇気はない。
けど、ワイン用なら種なしにする薬品処理もビニールハウスも不要。
農薬や肥料も少なくて良いし、見栄えは気にならない。要は楽チン。
が、そうは甘くはなかった。葡萄は甘いがワインにするとなんかイケてない。
ましてやシャンパンには・・・そこはそれ色々あって。
今や代表商品です。
「たこシャン」どこかで聞いた事があるアレです。
試作品はゴールド地に覆面レスラーのラベル(笑)そこが大阪!
さすがに飲食店にドン引きされたそうな。
ワインがあればブランデーもあります。
その昔、電波兵器に使う酒石酸を取る為に造った残りワイン。
勿体ないので蒸留したそのブランデーが100周年にむけて・・・何やらあるようです。
ブランデーが米焼酎だとすれば、実はワインにも粕取り焼酎に相当するものがあります。
葡萄の絞りかすを発酵させたものを蒸留して造ったもので「グラッパ」と呼ばれる物です。
こちらでは、デラウェア、シャルドネ、甲州と三種類。
特に甲州は時価??一万円位らしいですが手に入るのか??
もうひとつ、謎の商品が「ひやしあめ」ワイナリーが何故に?
先代社長がひやしあめ大好き人で、気に入ったのがないから自分で造った、それが評判になって商品になった。
ありがちといえばありがちですが。
で、ひやしあめってどんな飴??と突っ込まれるから作ってしまいました。
その名も・・・「ひやしあめ飴」(ぉぃ)
ベタな大阪満開です。
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